家庭で使われる暖房器具にはさまざまな種類がありますが、それぞれに良い点、悪い点があります。
まずは暖房器具のタイプを分類してみましょう。
☆対流式・・・暖めた一部の空気を対流させることで室内全体を暖める。
☆輻射式・・・赤外線による照射によって人体を暖める。
☆伝導式・・・熱源が直接人体を暖める。
以上の三種類があるようです。
石油ストーブ、ガスファンヒーターなどは対流式の暖房器具ですね。手軽で使いやすいことから家庭に多く取り入れられてきました。
石油ストーブの上でお餅なんて焼いたりするのは楽しいことです。
しかし、このような開放型の暖房器具は灯油や天然ガスなどの化石燃料を燃やすわけですから、室内の酸素を消費し、二酸化炭素を排出します。室内空気を汚しやすいという欠点がありますね。換気を怠ると一酸化炭素中毒などの危険もあります。
また、石油ストーブは火災につながりやすい暖房器具ともいえますね。
オイルヒーターなどのパネルヒーターは、輻射と自然対流を利用し部屋全体を暖める仕組みの暖房器具です。
空気を汚さず、健康面、安全面でも優れています。
近年パネルヒーターはさまざまな改良がされ、立ち上がりの早いものや温水タイプのものも登場し、選択肢が拡がっています。
しかしこういうタイプは意外に電気を多く消費するようですね。したがって省エネ効果は低く、電気代が掛かってしまうという欠点があります。
近年注目を集めている床暖房は、熱の輻射と伝導を利用し足元から温める理想的な暖房によって室内温度を均一に暖めることができる暖房器具です。
空気の汚染や乾燥が少なく、また場所をとらず、音も静かなど優れた面を多くもち、省エネ住宅や新築マンションなどでは標準装備になるほど普及しています。
こうなると床暖房がもっとも利点が多いように思えます。韓国ではオンドルといってはるか昔から利用してきたようですね。
床暖房には電気式や温水ガス式など熱源も多様化していますが、床温度を上げることは体感温度を効果的にあげることでき省エネにも有効です。
特に断熱性、気密性に優れた省エネ住宅では、空気を汚さず、穏やかに室内を暖める床暖房は最適な暖房器具だといえます。

